花咲がには高価なおいしいかにですね。
根室の花咲漁港がその名の由来で、周辺で水揚げされるかにのようでかにではなく、実はヤドカリだと覚えておきましょう。
といっても、見た目も味もほとんどかになので食べる方としては、かにと同じ扱いで取引されるのが普通です。
身は引き締まり、豊かな味わいがあって、漁獲量が少なくあまり市場に出回らないので、非常に珍重されています。
現在、多くの業者が「ワケアリ」の蟹を取り扱っています。
本記事でもそれを推しているのにはちゃんとした理由があるのです。
それはひとえに実店舗とネット通販の違いです。
普通のお店では、ごく当たり前の蟹をごく当たり前の値段で買うだけなので、なかなか普通よりもお得に蟹を買うのは難しいです。
通販と実店舗の違いはここなのです。
蟹通販ならば、足が取れているとか形が崩れているといった商品でも、味は落ちないからと割り切って安価で売っている場合があり、これを利用すればお得に蟹を買うことができるのです。
ズガニと呼ばれている蟹がいます。
この蟹の正式名称はモクズガニです。
モクズガニというと思い当たる人も多いかもしれません。
モクズガニ漁は河川で行われ、毛の生えた鋏がトレードマークです。
甲羅が小さく、手のひらより一回り小さい大きさですが、そうである割には長い脚を持っています。
殆どが蟹のお味噌汁であったり、炊き込みご飯であったりといった形で口にされます。
皆さんは中華料理と言えば何を思い浮かべますか。
いろいろな中華がある中で上海蟹は高級料理としてその名を轟かせています。
そもそも上海蟹とは、どういった蟹を言うのかと言うと淡水蟹のうち、中国でも揚子江下流域で見られ、これを指して上海蟹というのです。
季節を問わず手に入り、オフシーズンなく味わえはするのですが、10月ごろ、メスはお腹の中に多くの卵を抱え込みます。
この時期と、上海蟹のオスの白子のねっとり感が最高においしくいただける時期が11月辺りで、貴重な逸品として名高い、大変美味しい品です。
活かにをさばいてみましょう。
洗って汚れを落とし、30分水に浸します。
軍手を両手にはめたら、最初に腹の三角形部分を外し、要所の関節に切れ目をつけます。
甲羅と半身を分けるために、それぞれを押さえて片方ずつ半身を外します。
胴には黒っぽい部分が残っているので、それをきれいにして待望のかに味噌を出します。
脚の方は一本ずつにして、食べるときの長さにしていきます。
このとき切れ目を入れる、殻の一部を薄くしておくと、食べるとき身を出しやすくなります。
一度やってみれば、きっとコツがわかってくるでしょう。