第2次世界大戦後の冷戦によって始まった朝鮮戦争は今も続いている。
でも、北朝鮮と韓国が南北統一を望むのなら、戦争を継続する大義は、米国にも中国にもロシアにもない。
ソ連が崩壊してから久しいし、中国のGDPが世界一になる日も近い。
米国は世界の警察を降りたがっている。
逆に、中国は野心満々だ。
中国は何をする国なのかわからない。
でも、近い将来、米軍が日本から撤退して、代わりに、中国軍が日本に駐留することになるかもしれない。
韓国はどういう未来を描いているのだろうか?
南北統一といっても話はそう簡単ではない。
米国が朝鮮半島から、もしほんとうに撤退したら、朝鮮半島は武力によって統一されてしまうかもしれない。
国連軍といっても、中東の混乱をみれば、国連軍が平和の維持にとって、大きな役割を果たすことはとても期待できない。
米国が朝鮮半島から手をひいてしまったとき、中国は大国として、どのようなふるまいをするのだろうか?
南シナ海での中国の行動をみていると、とても心配だが、だいたい、沖縄やグアムに米軍の基地があるなんて、中国にとっては我慢できないことかもしれない。
中国にとってみれば、制空権をもっと広げたいという中国の戦略は当然の戦略だ。
こうしれみると、日本は孤立無援になってしまうかもしれない。