東京都内の空き家が意外に多くてビックリ

先日東京都が、都市としての東京の現状と課題についてまとめた「東京都市白書」をHPへ掲載しました。観光需要やスマート都市としての経過、食資源の分布など、いろいろな切り口を写真やグラフをふんだんに活用して説明しているもので、いろいろと見ていて面白いものでした。その中で特に目を引いたのが、「東京に眠る貴重なストック」という章。

東京都内に点在する空き家は、2013年の時点で約82万戸、全国の1割が東京に集中しているようです。しかも、そのうちの6割以上が、最寄駅から徒歩10分圏内というのですから、驚きですよね。立地が悪くて売るに売れない、といった過疎地の空き家と違って、やろうと思えば貸したり、売ったり、なんでもできる空き家が、全体の半分以上を占めているという事実に、やり方次第で大きなビジネスチャンス(リノベーションや民泊という話も最近は盛り上がっていますしね)があるような気がします。実際、立川市の旧庁舎を改造して、子供達の遊び場として開放していたり、地域のゆるやかな結びつきを取り戻す動きも出ているのだとか。過疎地と違って人がいる分だけ、やれることも多い街というポテンシャルを感じさせます。

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