先日東京都が、都市としての東京の現状と課題についてまとめた「東京都市白書」をHPへ掲載しました。観光需要やスマート都市としての経過、食資源の分布など、いろいろな切り口を写真やグラフをふんだんに活用して説明しているもので、いろいろと見ていて面白いものでした。その中で特に目を引いたのが、「アーティストから見た東京」という章。
私、椎名林檎さんのファンなのですが、(たぶん)昨年のNHKで和服で人形浄瑠璃のような動きで歌っていた「長く短い祭り」のワンシーンが写っていました。「東京」事変というバンド活動もしていたり、昭和・大正時代の退廃的なイメージの曲の「茎」が好きなのですが、そう言ったイメージもあってか、「東京」という都市の代弁者としてのコメントが載せられていました。「豊かな教育を受けた命そのものの価値を、正しく評価できる都市・東京」になったらいいな、とのこと。これだけ人間の数が多い街なのだから、もっと芸術的に優れた人たちが、東京をホームタウンに活躍してもいいのではないか?という不満と願いに、私も同感です。